一人ひとりの欲しいを演出する 押出成形セメント板「アスロック」
アスロックは、ノザワが1970年に世界ではじめて量産化に成功した
押出成形セメント板（Extruded cement panel 略称：ECP）です。
軽量で強く、耐火性、耐候性、遮音性、耐震性に優れたアスロックは、
オフィスビルや工場、倉庫などの外壁・間仕切壁などに 数多く採用されてきました。
押出成形セメント板は国土交通省監修の「公共建築工事標準仕様書」などに
記載されたほかJIS規格（JIS A 5441：2003）も制定され、 （JIS A
5441：2023）に改正されています。
タイルや塗装を施した仕上げ品をはじめ、アスロックの魅力を発揮する
ナチュリアルシリーズ（素地仕上）や、押出成形の特性を生かした
グリッドデザインシリーズなど、意匠性の高い製品をラインアップさせたほか、
労働力不足に対応したLS工法、抜群の水密性能を発揮するニューセフティ工法を開発。
その他、レールファスナー工法、屋上目隠し壁工法などの
各種工法、太陽光パネル、壁面緑化パネルなどの環境対応商品を開発するなど、
快適かつ意匠性の高いアスロックを提案し続けています。
押出成形セメント板「アスロックNeo」の特長
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耐火性・遮音性
建築基準法に基づく、外壁や間仕切壁に必要な耐火認定を取得しています。中空形状により、低音域から高音域まで安定した遮音性を発揮します。
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軽量
中空形状のため、薄手・軽量で施工が容易です。高層建築物の基礎・構造部材が軽減できます。
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オリジナル性
設計意図や用途にあわせて、自由な表面形状のオーダーが可能です。
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仕上げの多様性
均質感のある表面にプレーンな塗装を施し、シャープな壁面表現を実現しました。リブ模様やエンボス模様などのデザイン品、タイル張り品などもあります。
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素地仕上げ
素材自体に防水性があるため、表面処理せず、自然な素材感を表現できます。（品種に限定があります。）
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長尺・幅広
最大長さは5ｍまで製造可能です。働き幅は900mmと600mmを標準とし、用途に応じさまざまな厚さ、働き幅をご用意しています。
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無石綿
環境に配慮した、石綿を含まない製品です。
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豊富な品種・多彩な実績
豊富な品種で、設計者のイメージにあう意匠を表現できます。これまでも数多くの有名建築物に採用されています。
製造工程
押出成形セメント板「アスロックNeo」は、埼玉と播州の両工場で、最新の押出成形技術により生産されています。また、JIS Q9001:2015規格に基づく品質管理により、厳しい検査に合格した優れた製品だけをお届けしています。
製造工場
アスロックNeoは埼玉工場・播州工場(兵庫県)の2工場で製造し、全国各地へ納材しています。
基本性能
| 性能項目 | 基 準 値 （実験値） |
JIS規格 （JIS A 5441） |
試験方法 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
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①耐外力 性能 |
曲げ強度 N/㎜2 | 17.6以上 * | 17.6以上 |
JIS A 5441 「曲げ強度試験」による |
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| ヤング係数 N/㎜2 | 協会標準値とする |
ECP 協会基準値 2.25×104 |
JIS A 5441 「曲げ強度試験」による |
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| 衝撃強度 | 60mm厚以上は砂袋30kgを2mから落下させ、割れ・貫通き裂がない | 60mm厚以上は砂袋30kgを2mから落下させ、割れ・貫通き裂がない |
JIS A 5441 「衝撃試験」による |
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| ②物性 | 素材密度 | 1.7以上 * | 1.7以上 | JIS A 5441 「素材密度及び吸水率試験」による |
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| 含水率 ％ | 8以下 * | ——— | ||||
| 吸水率 ％ | 16以下 * | 18以下 | ||||
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吸水による長さ変化率 ％ |
0.07以下 | 0.07以下 | JIS A 5441 「吸水による長さ変化率試験」による |
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透湿係数 ng/m2sPa |
（平均30.5） | ── |
JIS A 1324 「建設材料の透湿性測定方法」カップ法による |
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| 比熱 J/gK | （平均0.95） | ── |
含水率6％の場合 素材、断熱型熱量計による |
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容積比熱 kJ/m3K |
（2232） | ── |
含水率6％の場合 60㎜品、比熱×密度による |
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| ③断熱 性能 |
平均熱伝導率 W/mK |
50㎜品 | （0.39〜0.40） |
（JIS規格解説の参考値） 厚さ60㎜の製品で、約0.37～0.47W/mK |
JIS A 1412-2「熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法 第1部:保護熱板法（GHP法）」による平板の値をもとに、計算により算出 |
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| 60㎜品 | （0.43〜0.45） | |||||
| 75㎜品 | （0.51〜0.52） | |||||
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平均熱抵抗値 m2K/W |
50㎜品 | （0.12〜0.13） | ── |
平均熱伝導率の値をもとに、計算により算出 中空部の空気層の熱抵抗値は、「平成25 年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説」に記載の密閉空気層の値を採用 |
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| 60㎜品 | （0.13〜0.14） | |||||
| 75㎜品 | （0.14〜0.15） | |||||
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平均熱 貫流率 W/m2K |
外 壁 |
50㎜品 | （3.58〜3.64） | ── | ||
| 60㎜品 | （3.44〜3.50） | |||||
| 75㎜品 | （3.34〜3.40） | |||||
| ④耐凍結 融解性 |
耐凍結融解性 | 200サイクル終了時に著しい割れ、膨れ、剥離がなく、かつ質量変化率が5%以下 | 200サイクル終了時に著しい割れ、膨れ、剥離がなく、かつ質量変化率が5%以下 |
JIS A 5441 「耐凍結融解性試験」による |
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| ⑤遮音 性能 |
60㎜品 | TLD値（31dB） | ── |
JIS A 1416 「実験室による音響透過損失測定方法」 |
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| 75㎜品 | TLD値（33dB） | ── | ||||
| ⑥耐震 性能 （耐層間 変位性） |
縦張工法 | 標準ロッキング工法 | 層間変位角（1/100rad） | ── |
JIS A 1414 「組み立られた非耐力壁用パネルの面内曲げによる変形性能試験」に準じる |
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センター ロッキング工法 「Neo-HS」「LS工法」 |
層間変位角（1/100rad） | |||||
| 横張工法 |
標準スライド 工法 |
層間変位角（1/100rad） | ||||
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⑦水密 性能 Pa |
縦張工法 | アスロック Neo-HS |
（平均4250） （最大5000） |
── |
JIS A 1414 「水密試験」に準じる（パネル間目地シーリング材に強制的に欠損を設けた状態での試験） |
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| ニューセフティ工法 | （平均2250） （最大3000） |
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| ノンスリット 工法 |
（平均2250） （最大3000） |
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| LS工法 | （平均2000） （最大2750） |
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| 横張工法 | アスロック Neo-HS |
（平均4250） （最大5000） |
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| ニューセフティ工法 | （平均2250） （最大3000） |
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※の項目は出荷時の値を示します。